3M悠々クラブ“ウォーキングの会”
第249回 善福寺池を巡り善福寺を参拝する報告書
2025年12月19日
善福寺池を中心にみどり豊かな整然としたまちなみの続く地域です。この地域が含まれる武蔵野台地の標高50mの等高線上には湧水が発達し、善福寺池、三方寺池、井の頭池があります。善福寺池の水源である遅の井の滝はかつて豊富な水量でしたが、現在は地下水の汲み上げで、川沿いの湧水もわずかとなりました。

12月18日(木)10:00にJR中央線西荻窪駅改札口を出て北口に集合でしたが、天気は良かったのですが複数の交通機関のトラブルに見舞われ、途中で諦めた方もいて最終的には17名の参加となりました。

駅の前通りを西に歩き、突き当たりを右に曲がりました。このあたりには60店あまりの骨董店やアンティークショップが集まり、通称「骨董通り」と呼ばれています。地蔵坂交差点を過ぎて左に入ると桜並木の通りが現れました。そこを歩くと左に善福寺さくら公園が現れます。
1. はだしのオアシス
善福寺さくら公園には触覚をテーマにしたオブジェがありました。素材の違う柱に触れたりはだしで歩いて足裏を刺激したり、様々な感触が楽しめました。

そこから歩くとすぐに大きな池の公園が現れました。
2. 善福寺公園
JR中央線と西武新宿線に挟まれた武蔵野・杉並の住宅地。その一角に善福寺公園があります。この公園の中に、上池・下池という2つの池があり、それらをまとめて善福寺池と呼んでいます。池の周囲は約1kmで面積は両方で約37,000平方メートルあり、公園全体の47%を占めます。上池と下池の間には道路が通っており、両方の池は水路で繋がれています。
池の名の由来は、昔このあたりに善福寺という寺が存在したからだとか。池の周辺は公園となっていますが、それだけではなく杉並浄水場の水源としても利用されていたのだそうです。
上池は貸しボートも存在するなど、観光的な色合いの強い池です。近隣の井の頭池ほどではないですが、休日には多くの人が訪れます。一方で下池は上池より面積が狭く、ヨシやマコモの群生する池となっています。こちらは静かな雰囲気の中で、自然的な色合いを漂わせています。

上池の途中から善福寺を目指して右折しました。途中は区画整理の街並みと呼ばれていました。バス通りを左折してしばらく歩くと善福寺が現れました。
3. 善福寺
善福寺(ぜんぷくじ)は、曹洞宗の寺院。創建年代は不明であるが、御堂阿闍梨によって開山された。元々の名称は「福寿庵」(山号「無量山」であり、浄土系の宗派の寺院だと推測されます。1709年(宝永6年)に観泉寺の下で曹洞宗に転宗したといわれています。寺内には、浄土系時代の住職の墓が残っています。
1942年(昭和17年)、地名の由来となった廃寺「善福寺」にちなみ、「善福寺」に改称しました。樹齢370年というラカンマキは区の天然記念物。不動堂は近くにあった本覚院(廃寺)から移しましたが、この堂はかつて高台にあり、「高井堂」が高井戸の地名となったといわれています。
なお、当寺の名称は、従来からの地名の善福寺に基づき改称した結果、善福寺となりました。したがって当寺が地名の由来となったわけではないようです。

再び善福寺池上池に戻り、しばらく歩くと市杵嶋神社が見えてきました。4. 市杵嶋神社

池の中の島にあり、江ノ島弁才天より勧請されたのが始まりで、干ばつの時には多くの人々が雨乞い祈願に参りました。
さらに進むと遅の井の滝が現れました。
5. 遅の井の滝

善福寺池の湧水のひとつ。その起源は古く、言い伝えによると約800年前の文治5年(1189)、源頼朝が奥州征伐に向かう途中、この地で飲料水を求め地面を掘ったといいます。ところが折からの干ばつでなかなか水が出ず、自ら弓の「はず」で掘ること7度目にしてようやく水がわき出たのだとか。湧水は、水の出を「今や遅し」と待ったところから「遅の井」と命名されたといいます。現在では泉が涸れてしまっているため井戸を掘り、ポンプで汲み上げ、遅の井の滝として復元しています。
さらに進むと銅像が現れました。
6. 内田秀五郎翁像

内田秀五郎は明治九年[1876]生まれで、三十歳の時に全国最年少の井荻村の村長になったこと、大正十年[1921]に村内に電灯を敷設したこと、昭和七年に井荻水道を完成させたこと、昭和十年[1935]に十年の年月をかけて、全国初の大区画整理(それまで細く曲がりくねったり、途中で途切れていた道をまっすぐ通したり整えたり)をしたこと、また、府政都政にも携わり議長を務めたことなど、数々の功績があり、昭和十九年[1944]には藍綬褒章も授与されたことなどが記されています。この像は内田氏の喜寿を祝って作られたといわれます。
さらに進みますと下池に戻りました。そこから元の道を戻り、西荻窪駅まで戻りました。見学を含めて1時間30分、7000歩程度のウォーキングでした。
次回は250回「「港区七福神を巡る」です。
日 時:2026年1月7日(水)
集合時間:10:00 雨天決行
集合場所:東京メトロ南北線六本木一丁目駅 北改札口を出たところに集合
港区七福神は、六本木・麻布を観光しながら都心部を回るご利益コースです。七福神に宝船が加わり、合計8箇所を巡礼するコースです。
六本木一丁目駅→久國神社(布袋尊)→天祖神社(福禄寿)→櫻田神社(壽老人)→麻布氷川神社(毘沙門天)→大宝寺(大黒天)→十番稲荷神社(宝船)→宝珠院(弁才天)→飯倉熊野神社(恵比寿神)→東京メトロ日比谷線六本木駅
約7.2km、12000歩程度の平坦なコースです。
十番稲荷神社からショートカットして東京メトロ南北線麻布十番駅に向かうことも出来ます。2.4km程度のショートカットです
記事
川俣裕章
