~2025年度「京都を愛でる会」活動報告~
・一昨年の「京都を愛でる会」は、別の同好会「フォトクラブ“悠々”」主催の写真展の鑑賞を兼ね、その後懇親会というスケジュールでした。昨年は残念ながら活動はパスということになってしまいました。
本年はなんとか奮起して、独自のスケジュールで催すことができました。
・晩秋の京都で、午前中有名な下鴨神社のほん近くに位置する重要文化財「旧三井家下鴨別邸」を訪れました。
京阪電車出町柳駅頭に10時半集合。12月、この冬一番の寒さに参加者一同少々震えながらもてくてく歩き、程なく目的地に到着しました。
途中道すがらでは、紅葉も散見されました。まだ盛りは終わっていませんでした。
・「旧三井家下鴨別邸」は後々に財閥として興隆した三井家の11分家筋の共有の別邸として、第10代当主三井八郎右衛門 高棟(たかみね)氏によって建築されたそうです。もともとこの近辺には三井家の祖霊社があって、当初はその神社の休憩所とするために大正14年に建築されたもの。昭和24年には国に譲渡され、その後に京都裁判所の所長宿舎に転用、令和19年まで現役として使用されていたそうです。
・ラッキーなことにこの時期は「特別拝観期間」で、普段は建物の1階だけにしか入室できないのに、往年には三井家当主しか踏み入ることができなかったという建物主屋の3階の望楼室(望楼閣)に踏み入ることができました。
京都の洛北地域の遠望が抜群、目の前には送り火で有名な大文字山を望み、あちこちには紅葉が鮮やか。四方向ガラス張りの設えのお蔭で、四方八方京都洛北の晩秋の景色が一望。
親切なガイドさんの丁寧な案内も聞きながら、至福の時間を過ごせました。
・その後、紅葉の赤や黄色の葉、常緑の緑等々の多種な色合いの樹木豊かな庭で参加者一同記念撮影の後、退出してタクシーに分乗し、食事・懇親会場に向かいました。
・食事処は一風変わった中華料理店「勝處漢(ぜぜかん)」。日頃は食しないいささか変わった料理が次々と出て来て、参加者一同美味な味を堪能していました。2年ぶりとて、つのる話に話題が弾み、本当に久しぶりに参加した人もいて、皆さん懐かしい思い出でや夫々の来し方を思いの丈話していました。
