悠々クラブウォーキング同好会
2023 11/22 海老名歴史散策実施報告書
今回は当会としては初めてのコースとなる海老名市の史跡をめぐる企画です。
参加者は16名、朝方はちょっと寒いくらいでしたが、スタートする10時頃には気持ちの良い秋晴れに恵まれ絶好の散策日和になりました。
コース:海老名駅~中央公園・相模国分寺七重塔1/3レプリカ~海老名の大欅~相模国分寺跡・資料館~弥生神社~かいな坂~秋葉山古墳群~相鉄かしわ台駅(解散)。
全行程:約8km 歩きでのあるコースでした。
七重塔モニュメントは現代の市街地広場に古代仏教建築という取り合わせが印象深く、また樹齢580年という欅の大木はその由来を聞けば樹の生命力や当時との地形の違いにを感じましたが、何といってもメインスポットは相模国分寺跡・資料館と秋葉山古墳群です。
国分寺跡ではあらかじめ資料館学芸員の説明をお願いしてあったので、館内展示物と礎石・復元基壇を前にして特徴や注目点など興味深い話を聞く事ができました。
また、このあと秋葉山古墳群に向かうと言ったら、学芸員氏が国分寺造営時に資材輸送に使った運河(逆川)跡の道筋を教えてくれて、9月に下見に来た時のような遠回りをしないで済みました。
古墳群では長い上り坂を登り切った先に30m~60m級の前方後円墳(3基)、前方後方墳(1基)、方墳(1基)、計5基がさほど広くもない頂上部に並んでいます。 造営年代は3世紀後半から4世紀前半で、「魏志倭人伝」の卑弥呼の時代のすぐ後の初期古墳です。
頂上一帯は林に囲まれていますが、古墳の周りは周遊路がよく整備され、古代に思いを馳せて散策するにはいいムードでした
コース後半の弥生神社~かいな坂を経て秋葉山古墳群、更には解散予定地の相鉄かしわ台駅までの道のりは長い上に結構な登り下りが続き、期せずしてウォーキングクラブの本来目的を思い起こさせるプログラムになりました。
参加の皆さんは大分お疲れの体でしたが、晩秋の散策を堪能したと思います。帰りは秋葉山古墳群、かしわ台駅・海老名駅でメンバーのお住まいの場所に応じてそれぞれお別れし、有志が海老名で例の如く喉の渇きを癒したり小腹を満たしておしゃべりを楽しんで解散しました。
(文責:中山 裕)
次回は12月14日(木)「築地散策」です。
集合時間・場所:午前10時 日比谷線築地駅中目黒寄り改札~2番出口を地上に出たところ。
多数のご参加お待ちしています。