3M悠々クラブ ウォーキングの会
“2023年7月11日金沢八景を巡る”報告
2023年7月12日
金沢八景駅から海沿いをウォーキングするコースです。
7月11日(火)10:00京浜急行金沢八景駅出口集合ということでしたが、昨日の猛暑日に引き続き35度以上という高い気温予測のせいか、参加者がわずか11名というウォーキングとなりました。逆に精鋭だけが参加するウォーキングともいえます。
駅を出て国道16号を渡ると海沿いの散歩道が現れます。これが平潟湾プロムナードです。上には横浜シーサイドラインが走っており、しばらく日陰を歩くことが出来ましたが、少し歩くと横浜シーサイドラインが分かれ、降り注ぐ日差しの下、歩くこととなりました。
しばらく歩くとその先に待従川が現れ、そこにかかる平潟橋を渡ります。その先に左に行く橋があります。この夕照橋を渡って野島に入ります。渡って右に曲がり海沿いを歩くと野島公園に着きます。
野島公園は横浜市の最南部にある平潟湾の入口に浮かぶ「野島」という島にある公園です。江戸後期に活躍した、浮世絵師歌川広重によって描かれた、『金沢八景』の中の『野島夕照(のじまのせきしょう)』(野島の漁師村に夕焼けが映えている様子を描いた錦絵)で有名な地域です。海抜57m の野島山を中心に、展望台、バーベキュー場、キャンプ場、野球場などの施設があり、展望台からは、横浜の海はもちろん、房総半島や富士山を臨むことが出来ます。まずはここの日陰で小休止し、水分補給をしたりして、体調を悪くしないように対応しました。
小休止の後、野島稲荷神社を軽く参拝しました。野島山南側山裾に鎮座する稲荷神社は、豊川稲荷・笠間稲荷・伏見稲荷の日本三大稲荷の中の京都伏見稲荷の系統です。鎌倉時代の安貞元年(1227)に阿波守長島維忠の発願により、その子修理佐頼勝が造立したと伝えられます。
その後、今回のウォーキングで一番の難所を目指します。野島公園展望台です。野島稲荷神社の横にある239段の階段を上り、さらに50段の展望台階段を上がると360度の絶景が楽しめます。 なお、この階段が厳しい方にはここをカットするルートを準備しましたが、7名が展望台を目指し4名がカットしたコースを選びました。
この写真は展望台にて八景島シーパラダイスをバックに撮りました(6名+撮影者1名)
ここから別の道を下りますと、旧伊藤博文金沢別荘に着きます。旧伊藤博文金沢別邸は、初代内閣総理大臣を務めた伊藤博文により、明治31(1898)年に建てられた茅葺寄棟屋根の田舎風海浜別荘建築です。伊藤博文が風光明媚な金沢の地を好んで建てたといわれ、大正天皇や韓国皇太子なども訪れました。明治時代、富岡などの金沢近辺は、東京近郊の海浜別荘地として注目され、第4・6代内閣総理大臣の松方正義や大蔵大臣・外務大臣等を務めた井上馨、日本画の大家の川合玉堂などが別荘を設けました。その後、大磯や葉山などが別荘地として栄え、金沢はその役割を終えました。旧伊藤博文金沢別邸は、当時の別荘地の数少ない貴重な建築遺構です。邸内では、伊藤博文に関する資料や調度品などを展示しています。また、庭園からは海が一望でき、金沢区の花「ボタン」をはじめ、四季折々の花を楽しむことができるなど、歴史・文化に触れ合う市民の憩いの場として公開しています。
海岸沿いをさらに歩き、野島橋を渡って野島とのお別れです。さらに海沿いを歩き明治憲法草創の碑を見ながら金沢八景駅に戻る途中、全員でレストランに向かい食事をしました。所要時間は2時間。約10.000歩のウォーキングでした。
次回は「久我山から神田川源流の井の頭公園を散策:です。
日時:8月23日(水)10:00 雨天決行
集合場所:京王井の頭線久我山駅(急行止まる)南口
神田川沿いを西に久我山駅から三鷹台、井の頭公園へ駅ガードを抜け、夕やけ橋から七井橋を渡り、自然文化園を入園して小動物園・水生物館・動物園・彫刻館を約1時間散策します。園内で12時頃解散予定。その後園内にて食事可能。約6キロのコース。入園料は会が負担。
記事
川俣裕章