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タイトル:   ウォーキングの会 令和5年 第4回企画4月4日「小田原散策」報告書

令和5年 第4回企画4月4日「小田原散策」報告書

今回は紹太寺枝垂れ桜のお花見と鈴廣蒲鉾博物館巡りです。
参加者はビジター2名を含む総勢20名。

集合地小田原駅から箱根登山電車で入生田駅へ移動、好天にも恵まれて先ずは紹太寺の枝垂れ桜へと出発しました。
この桜は江戸時代初期に紹太寺が小田原城主・稲葉氏の菩提寺になった時に植えられた樹齢400年を超える老木で、古くから花見スポットとしてよく知られています、
昨今の気候温暖化で多くの桜の名所で開花〜満開時期が一週間以上早まっている事が伝えられていましたが、枝垂れ桜はソメイヨシノより長持ちするという期待もあって今回の企画実施となったのです。

入生田駅から旧東海道に出て紹太寺総門跡に至り、そこからは結構きつい坂が7・8百m続きます。そしてヤレヤレと行き着いたやや開けた平場にお目当ての枝垂れ桜がありました。
花は?と見れば、これが予想した通り花一輪残っていない、空振り三振を絵に描いたような見事なハズレでした。
実は入生田へ向かう車中で小田原在住40年の佐藤さんから「今年は3月20日には既に開花、もうすっかり散ってしまっているヨ」との聞きたくない情報が写真付きで伝えられていたので、ガッカリと言うよりはヤッパリと言う感じでした。
ただ、その周りの数本のヤマザクラ(?)にはまだ散り残りの花が半分くらい残っており、これも花見といえば花見かと屁理屈をつけて納得をするしかありません。
そこでしばし休憩、企画実施の証拠写真を撮って稲葉氏墓所に向かいました。
200m程歩き階段を上ったところが稲葉一族の墓所で10数基の石塔が横一列に並んで立っています。そのうちの中央やや右寄りの五輪塔が春日局のお墓。
三代将軍家光の乳母になって、隠然たる影響力を及ぼしていたのはご承知の通りです。 墓参の後、入生田に降りてそこから徒歩約1km、風祭駅近くの鈴廣蒲鉾博物館に向かいました。
蒲鉾製造は地場産業の代表格といっても良く、小田原散策で立ち寄るには格好なスポットです。
ビジター向けの蒲鉾作り教室や原材料の数々の魚標本・生態の資料や蒲鉾板に描いた絵の展示などがあって、博物館スタッフの企画運営努力を感じました。
また、すぐ隣の販売所では普段のおかずレベルから、数万円の超高級品まで数多くの品が並べられていて、見て回るだけでも楽しめる場所でした。

博物館見学の後、メンバーの行き先が分かれるので風祭から小田原へ戻る車中で解散。Br /> うち5名は小田原城見学の希望があったので天守閣下までご案内し、自由散策としてこちらもそこでお別れとなりました。

次回のウオーキングの会は5月10日(水)
国立天文台(三鷹)から初夏の花が満開の神代植物園を巡ります。

集合場所 JR中央線武蔵境駅中央改札出口 10時集合 雨天決行
バスにて国立天文台に移動見学後 徒歩で神代植物園へ 園内を見学します。
奮ってのご参加お待ちしております。(文責:中山)