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タイトル:   ウォーキングの会「2022年12月13日飛鳥山公園と王子の旧跡を巡る」報告

3M悠々クラブ“ウォーキングの会”
「2022年12月13日飛鳥山公園と王子の旧跡を巡る」報告

 東京23区内の「山」については、いくつかの定義があります。飛鳥山は、港区の愛宕山や新宿区の箱根山と同じように、山の地形を確認できる、ピークが存在する、地名としても山であるなどの点で定義を満たしています。さらに、縄文時代にさかのぼる歴史を秘め、江戸の昔から観光スポットとして親しまれてきました。今回はこの飛鳥山公園の観光スポットを見てから、王子にある旧跡を巡るウォーキングコースです。
 12月13日(火)AM10時にJR京浜東北線王子駅北口を出たロータリーで集合しますが家を出たときは相当雨が降っており、雨中ウォーキングかなと思っていました。ところが集合場所に着いて集合時間が近づくにつれて、雨が少なくなり、集合時間にはすっかり上がって雨具を必要としないウォーキングとなりやれやれです。とは言うものの家を出発する時間が雨だったことで、今回は11名の参加者となりました。
 出発前に、鈴木会長より、ウォーキングの会のメンバーで8月まで元気に参加されていた奥野さんが亡くなった旨の報告があり、全員で黙祷を捧げました。
 最初に飛鳥山公園を目指します。今回はアスカルゴというモノレールにて上りました。上がったところの近くが山頂で、「飛鳥山 標高25.4米」と書かれた山頂の標識を見ることが出来ました。台地上を南東に進むと、江戸中期の1737年建立で飛鳥山の由緒が記された飛鳥山碑を見ることが出来ました。
 その先は児童公園風になっていて、都電や蒸気機関車を見学し写真を撮りました。
 その南側に、紙の博物館、北区飛鳥山博物館、渋沢史料館と並んでいますが。タイミング的に渋沢史料館を選定し入場しました。渋沢栄一の生涯に感心しました。
 さらに飛鳥山公園南側には旧渋沢庭園があり、ここは渋沢栄一の別邸跡で、庭園と西洋館の青淵文庫、茶室の晩香廬が残されており、渋沢史料館の入場券で見学が出来ました。
 次に飛鳥山公園を後にして、王子周辺の旧跡を巡ります。最初に訪れたのは装束稲荷神社でした。狐は落語にも出てくる王子のシンボル的存在で、江戸時代から大晦日に行われている狐の行列は今も健在です。行列がスタートする装束稲荷神社は無人の小さな社ですが、雰囲気がありました。
 次に訪れたのは音無親水緑地です。石神井川沿いに整備された緑地で休憩場所に最適でした。
 音無親水緑地から階段を上がると王子神社に出ました。王子の地名発祥であり、再建された14世紀の神社です。8月に開催される色彩豊かな槍祭と樹齢600年のイチョウの木で知られています。
 次に訪れたのは、落語「王子の狐」に登場する王子稲荷でした。社殿裏手の狐穴、お石様が有名です。
最後に訪れたのは名主の滝公園でした。崖線に位置し、かつては王子七滝と呼ばれるほど、多くの滝がありましたが、この名主の滝だけが現存しています。王子村の名主、畑野孫八の屋敷跡で、明治に入って回遊式の庭園が造られたそうです。滝は4つあり、最大の男滝は23区内最大という落差8mの堂々とした姿でした。ここで記念写真を撮りました。
 名主の滝公園を出て王子駅方面に戻りました。距離は約5km、2時間のウォーキングでした。



次回は「深川七福神巡り」というコースです。
日  時:2023年1月10日(火)
集合時間:10時 雨天決行
集合場所:都営地下鉄大江戸線、新宿線森下駅A7出口
深川七福神巡りは東京の中でも有名で周辺の史跡が多いうえ下町の情緒にふれながら巡ることが出来ます。
森下駅~深川神明宮(寿老神)~芭蕉史跡庭園~深川稲荷神社(布袋尊)~龍光院(毘沙門天)~円珠院(大黒天)~心行寺(福禄寿)~冬木弁天堂(弁財天)~富岡八幡宮(恵比須神)~門前仲町
行程約6キロ 12時版半頃解散 弁当等不要

奮ってのご参加お待ちしております。記事 川俣 裕章