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タイトル:   東京散策の会【第33回神楽坂界隈】報告

2023年7月20日

悠々クラブ 東京散策の会
【第33回神楽坂界隈】報告

開催日:2023年7月19日(水曜日)11時~12時30分
参加者13名

中山 裕 若林 利則 犬養 裕 鈴木 彰一 清原 克郎 川俣 裕章 合田 昌弘
永原 耕史 村山 和久 金平 幸子 田中 康弘 芳賀 宗夫 内野 真  

連日の猛暑も多少おさまり、とはいえ湿度の高いむしむしした天気の中、JR飯田橋駅に13名の会員が参集しました。
まずは駅前にある牛込御門(牛込見附)の遺構を眺め早速神楽坂下の交差点より散策スタートです。
芸者新道を横目で見ながら遊びに来た人が後ろからつけられても横丁に入ると分からなくなることから名付けられた かくれんぼ横丁、福井藩家老・本多対馬守の屋敷があったことが名の由来の本多横丁、戦国時代に牛込城の武器庫(兵庫)があったことが由来になっている兵庫横丁を巡りました。
兵庫横丁にある旅館「和可菜」は木暮実千代の妹和田敏子が女将をしていた旅館で、一時は「ホン書き旅館」として有名でした。深作欣二、野坂昭如、内舘牧子、伊集院静、山田洋次などがこもって執筆したようです。
その後、喜劇王・柳家金語楼と俳優・勝新太郎などが住んでいた寺内公園を通り、石川啄木も通い原稿用紙が有名な老舗の文房具店相馬屋に寄りました。ここで便箋を買った人もいたようです。
ちょうど散策の中間点である毘沙門天(善國寺)で一休み。石虎は都内でも珍しく、希少な石像であるとともに、地域にとっても貴重な文化財になっています。
一休み後、芸者衆の手配や、稽古を行う「見番」が沿道にあることから名付けられた見番横丁を通り、テレビ番組「拝啓、父上様」で有名になった熱海湯という昔ながらの銭湯の階段を下りました。
その後、泉鏡花・北原白秋旧居跡に向かいました。明治から昭和初期にかけて、日本文学に大きな業績を残した小説家泉鏡花の旧居跡です。明治32年、神楽坂の芸妓桃太郎(本名伊東すず)と同棲した体験は「婦系図」に大きく生かされ、このすずがお蔦のモデルです。泉鏡花の旧居地であるこの場所は、北原白秋の旧居地でもありました。なお、このあたりは物理学校(現・東京理科大学)の裏手にあたることから「物理学校裏」という詩も残しています。
散策も終盤に入り、すでに廃墟になっているAGNESホテル。この名はオーナーの千賀さんを逆に読むとアグネスとなることか名付けられたようです。
散策最後は東京理科大近代科学資料館です。
近代科学資料館は東京理科大学創立110周年を記念して平成3年11月に建設されたものです。明治39年にゆかりの地である神楽坂に建設された東京物理学校の木造校舎の外観を復元しています。ノーベル生理学賞受賞者の本村智氏の功績も展示されています。

ゆっくり歩いて約1時間半程度で歩数も約6,000歩、中程度のお疲れ度でした。解散後有志によって飯田橋駅近くの居酒屋で打ち上げ会食を行いました。

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内野 真記