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タイトル:   今日は、ガンファイター     成田 隆人
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エアーガンて、ご存知ですか。日本語にすれば空気銃ですが、我々年配の多くが思い描く空気銃とは違います。昔の空気銃と言えば、ポンプでカシャリと空気を詰め、ちっちゃな弾を込め、鳥でも打つライフルが空気銃でした。もちろん、今でもそれはあると思います。でも、ここで言うエアーガンとは、おもちゃです。18歳以上のおもちゃです。免許は要りません。おもちゃなんですが、弾が40~50m程飛びます。10mとか20m位先に標的を置いて射撃をする。そんな目的で作られたおもちゃです。ちっちゃな的に神経を集中して引き金を引く。当たれば、なにか、ちっちゃな達成感でしょうか、満足感を得られます。練習をすれば、それなりに腕も上達し、自信も付いてきます。おもちゃですけどね。

エアーガンは、形を本物の銃に似せて作られていて、動作原理で3種類に分けられます。まず、値段的の安いのが、バネを手で引き、そのばねの力で空気を圧縮して弾を吹き飛ばす。5000円も出せば、幾つかの候補の中から選べるでしょう。2つ目は、原理は同じなんですが、バネを電気モータで引きます。引き金を引けば、連続発射も出来ます。電動ガンと呼ばれ、値段的には、2万円弱と言う所でしょうか。3つ目は、圧縮空気ではなく、使うのはガスです。ガスガンと呼ばれ、値段は、2万円弱と言うと事になります。実に多くのモデルと呼ばれる形が有るので、好みの形の物を選ぶことになると思います。この業界で有名なのが、東京マルイと言うメーカです。東京マルイのWebページで調べ、気になるモデルが有れば、それを今度は、youtube の後に記述すれば、誰かの製品レポートが見れるでしょう。私は、初め、H&K USP と言う電動ガンを購入しました。その後、面白さにはまり、次にGlock19 Gen4 と言うガスガンを購入しました。どちらも本物を知りませんので、こうなのかと言う範囲でしか分かりません。それなりの重量が有り、この位の大きさなのかと思うだけです。

次に、使用感です。まず、部屋の中の5m先に段ボールの箱を置きました。段ボールの開放面を前にします。コピー用紙に同心円で標的を6っ個書き入れ、輪ゴムで吊るした洗濯ばさみで4隅から挟みます。中にクッションを入れます。銃には照準が有り、その照準と的を重ね合わせます。ぴたり合った所で引き金を引けば、それなりに当たるはずです。所が、近眼の私には、うまくピントが合いません。メガネを付けると照準がぼやけてしまい、眼鏡をはずすと、的がぼやけます。おまけに乱視が入ってますので、どちらのぼやけた的を狙えば良いのやら、分かりません。試しに撃つと、それなりに外れます。そこで、厚紙に針で穴をあけ、サングラスに貼り付けます。ピンホールカメラよろしくその穴からのぞくと、照準と的がぼやけずにしっかりと見る事が出来ました。静かに、ゆっくりと引き金を引くと、ぴたりと正確に狙える事が分かりました。後は、引き金を引く時のタイミングと、呼吸を合わせ、如何にぶれずに引き金を引くかがコツとなります。何回も練習を積むと、上達して、そう、1円玉くらいの大きさなら、狙えるくらい上達しました。今度は、5mではなく、10mではどうかと思い、外に出てターゲットめがけて撃って見ました。さすがに、1円玉は無理ですが、的にはちゃんと当たります。弾道は、放物線を描かず、綺麗な直線を描きます。これは、弾にホークボールのような回転が掛かっていて、直線を描くように調整が出来ます。

ただ、本物の銃に似せて作られていますので、外で撃つのは、ちょっと近所の目を気にしないとまずいと思います。ましてや、顔に自信の有るお父さんが、この銃を持っていれば、まさか、おもちゃだとは思われないでしょう。どこぞの名の有る組織の頭か組長と勘違いされ、通報でもされれば、面倒です。この銃の威力ですが、ジュースのアルミ缶を下に置いて撃つと、穴が開きます。車にあたれば、凹むなどの問題を起こすでしょう。おもちゃと言えど、弾の飛んだ先を考えないと、問題になると思います。空き缶を並べ、パンパンと缶を飛ばすところを見たら、もう確定です。どんな言い訳も通りません。事前に近所に十分に説明するか、やはり、室内に留めるか、厄介ですね。

2つ目に買ったガスガンですが、重量は、電動ガンに比べやや軽量です。撃つと、ブローバックと言って、上部がスライドします。音も大きく、まるで本物はこうなんだと思わせる様な反動も有り、油の匂いまでします。威力は、法律で決められているので、電動ガンと同じです。使う弾も同じです。共通して使えます。重量は、0.2グラムと0.25グラムの2種類です。通常は、0.2グラムを使います。弾には、バイオBBと言う生分解プラスチックが有るので、外で使っても、環境に優しいと思います。ガスガンの反動のせいか、ぴたりターゲットに当てるのは、電動ガンより難しくなります。ですが、如何にも撃ったと言う感触が有り、好きか嫌いかと言えば、標的射撃で点数を競わなければ、こっちが良いですね。引き金を引くと、バッシと爆発音がして、上部スライドが動く、その為か反動が伝わり、標的に穴があく。そう言えば、この反動は、アメリカに居た時に撃った銃の反動に似ている。忘れていたけど、あのガンショップの錆びたような鉄製のガタ付いた銃より、銃らしい。外側は、プラスチックですが、見た目は、鉄に付けた黒メッキの高級感が有り、綺麗で気に入りました。お気に入りでは有りますが、音やスライドの動き、それに反動を考えると、これこそ外では、要注意ですね。きっと通報されます。

実は、銃には前から興味が有りました。アメリカの占領政策の影響でしょうか、子供のころ見た西部劇が、影響してるのでしょね。銃砲許可を得て、本物の銃を持ってました。所が、撃てる場所が遠くて、仕事も忙しく、しょうがないので手放しました。それから、何十年でしょうか、最近、おもちゃでも結構性能が良い事を知りました。息子がサバゲーで遊んだとか聞いて、その時は、おもちゃの銃で大人が遊べるのかと思いました。サバゲーで使う銃が、エアーガンと知り、そこそこ弾が飛ぶことを知りました。Youtubeでその性能を具体的に知り、手に入れたくなったと言う訳です。買ってみて、使ってみて、遊ぶんだったらこれでも良いかなと思わせる代物でした。もちろん、本物の銃とは、その威力が格段に違います。でも、遊びでしょう、本物は、持つと色々維持が面倒だし、家の中でちょっと気分転換に撃ってみるなどできません。ガンファイターよろしく、その時々で、気分転換に遊ぶのも、アリだと思います。

東京マルイ(リンク先)https://www.tokyo-marui.co.jp/
H&K USPのyoutube https://www.youtube.com/watch?v=ZcGPAknTzEk
Glock19 Gen.4のyoutube https://www.youtube.com/watch?v=cyXf0_AoYu8


ターゲットを撃つとは、集中、得点、開放、これの繰り返しですが、結構、暇つぶしにはなります。これを読んでくれた人が、俺もやってみると言い、そうした人が、何人か集まって、仲間となり、仲間内でゲームをするまでに辿り着けたら、面白さが増すと思うので、書かせて頂きました。



続編:その後
ターゲットを狙う一番の問題点は、眼鏡でした。メガネを外せば、銃の照準は見えるが、的はピントが合わず、かすむ。メガネを掛ければ、的は見えても照準がかすむ。若い健康な目で有れば、近くも遠くも自分の目のレンズの調節で合わせる事が出来る。だが、それは、すでに過ぎし日のかつての自分で、今はどうにもならない。かと言って、サングラスに貼ったピンホールカメラよろしくのサングラスでは、まあね、やはり変えたいですよね。そこで、東京マルイのWebカタログの中に「マイクロプロサイト ブラック」が有るのを認める。例によって、Youtubeでレポートを見て参考にするが、肝心な点が分からない。知りたいのは、眼鏡をかけた状態でマイクロプロサイトの点がちゃんと見えるのかという点だ。5m先の的をちゃんと見るには、僕にはメガネが必要だ。従って、近視用の眼鏡をかけた状態と言うのが、普通の状態であり、的が見えるのが普通の状態だ。その状態で、手元にあるマイクロプロサイトの点が、ちゃんと見えるのかというのが知りたい事だ。ちゃんと見えれば、使えるし、同じように近くなのでぼやけてしまえば、使えない。その事を的確にレポートしているYoutubeが見つからない。どうしようか迷う。

まず、動作原理はこうだ。マイクロプロサイト内にレーザーポインターがある。それが、ポリカーボネイトのスクリーンに照射される。レーザー光線が、ターゲットに照射される訳ではない。あくまでも、マイクロプロサイトの小さなスクリーン上だけの話だ。スクリーンは、半透明なので、5m先のターゲットも透けて見える。重ね合った点が、距離とそれに見合う着弾のポイントになる。そのポリカーボネイト上のレーザーの反射光が、位置が近くなのに眼鏡をかけた目にちゃんと見えるのかという疑問だ。知りたい疑問だが、その答えば、YouTubeでは、探せなかった。だが、考えてみれば、ポイントで使われるのは、レーザー光線だ。ピントなどと言う概念は、そんなに厳密に考えなくても良いかも知れない。遠くても近くでも、大きさが変わらないレザー光線なのだから、目が近くを見てれば、近くに、目が遠くを見れば、遠くに感じられるのが、正解かも知れない。これは、試すしかない。

という事で、少々高いが、買う事にした。マイクロプロサイト ブラックに取り付けの為の台座として、グロックシリーズ用 マイクロサイトプロサイトマウントの組み合わせだ。そう、お気に入りのガスガンに取り付ける事にした。Amzonに注文して、翌日に届いた。取り付けは、Youtubeに有るが、ネジを外してサイトを付け替えるだけ。すぐに終了した。早速、調整をする。RとUPと有るが、Rは、着弾を右にしたい時は、矢印の方向へと言う意味だ。メガネをかけ、ターゲットを覗く。メガネをかけた目にレーザーポインターの小さな丸が、スクリーン上にくっきりと映し出される。的も見える。的もポインターもどちらもにじんでない。重ね合わせ、呼吸を合わせ引き金を引く。上下、左右の調整が済むと、1円玉は、確実に狙えそうだ。反動で難しかったガスガンで、この精度が出せるのだから、少々高いが、買って良かった。これを電動ガンに取り付ければ、精密射撃が出来るかも知れない。だが、今は、競う相手もいないので、様子を見よう。