記事の個別表示
タイトル:   第42回「江戸文化を訪ねる会」
第42回「江戸文化を訪ねる会」
團菊祭五月大歌舞伎
一二世市川團十郎一年祭
 
今回は、昨年新装成った歌舞伎座で、五月大歌舞伎を堪能します。

日時  2014年5月19日(月)10時半
会費  6000円
    三階席A席チケット 20席(先着順)
      尚、桟敷席20,000円 1等席18,000円 2等席14,000円
        ご希望の方は早めであれば手配できるかと思います。
    イヤホンガイドは700円です。保証金1000円が必要


【昼の部】 午前11時開演
 一、歌舞伎十八番の内 毛抜一幕
    粂寺弾正 左團次
 二、歌舞伎十八番の内 勧進帳長唄囃子連中
    武蔵坊弁慶 海老蔵
    富樫左衞門 菊之助
    源義経   芝雀
    亀井六郎  亀三郎
 三、河竹黙阿弥作 新皿屋舗月雨暈 魚屋宗五郎二幕
    魚屋宗五郎 菊五郎
    女房おはま 時蔵

歌舞伎座   地下鉄「東銀座」駅3番出口

休憩時に昼食の時間があります。デパートなどで買い求めてくることをお奨めします。


出欠等の連絡
(参加希望人数、同伴者氏名をお忘れなく)
メールの方は、メールで返信をお願いします。
   参加の方には、1日以内に返信メールする予定ですので、下記の手続きをしてください。
   念のため、チケット送り先の住所を書き添えてください。
   メール:iwakane@1965.jukuin.keio.ac.jp
メールのない方は、電話にて確認の上、下記の手続きをしてください。
   090-8783-9869

申し込み手順
①確認が取れたら 6000円を振り込んでください。
 ●銀行振込
  三井住友銀行上野支店 普通0117864 イワカネ ヤスオ
②チケットを郵送します。
③当日は直接指定席に来てください。


江戸文化を訪ねる会 会長 片山 木念 044-852-0764
  監査 山本 雅之 090-8856-2329
  会計 中村 富忠 090-6473-8091
  事務局 岩金 靖夫 090-8783-9869
 
見どころ
一、歌舞伎十八番の内 毛抜(けぬき)

◆古風な味わいと歌舞伎味あふれる趣向の一幕
 小野小町の子孫、春道の館を訪れた粂寺弾正。主人文屋豊秀への輿入れが延期されている春道の息女錦の前の病状を聞くことが目的でしたが、髪の毛が逆立つ奇病であることが分かります。考え込んだ弾正は、毛抜が急に踊りだす様子から、悪人の企てを見破ります。
 弾正は豪快な面ばかりでなく、腰元や若衆に言い寄っては振られてしまうところもある明るく愉快な人物です。毛抜が踊るときに見せる弾正の見得がみどころのひとつにもなっています。愛嬌と知性を兼ね備えた人物を描いたおおらかな作品をお楽しみください。

二、歌舞伎十八番の内 勧進帳(かんじんちょう)
◆みどころあふれる緊迫の場面
 兄頼朝との不和により源義経は、弁慶ら家来達とともに都を落ち延び、山伏姿に身をやつして奥州を目指します。安宅の関に差し掛かった一行ですが、関守の富樫左衛門は通行を許しません。白紙の巻物を勧進帳として読み上げる弁慶。命がけで主君を守ろうとする弁慶の姿に心を打たれた富樫は、一行が義経主従と悟りつつも関所の通行を許すのでした。
 歌舞伎十八番の中でも屈指の人気を誇る作品です。随所にみどころの尽きない重厚な一幕にご期待ください。

三、魚屋宗五郎(さかなやそうごろう)
◆妹を思う男の一途な気持ちが描かれた傑作
 魚屋宗五郎は、奉公に出した妹のお蔦が不義の咎によって磯部主計之助に手打ちにされたと知り、悲しみに暮れています。そこへお蔦の朋輩おなぎが弔問に現れます。お蔦の罪は濡れ衣であると知った宗五郎は、禁酒中にも関わらず、ついに耐え兼ねて酒を飲んでしまいます。酔った宗五郎は、妹の無念を晴らすために磯部邸に乗り込み…。
 妹の死の真相を知った宗五郎が、禁酒の誓いを破って酒を飲み、ついには酒乱の体となる件が大きな見せ場です。江戸の庶民を活き活きと描いた黙阿弥の傑作をご堪能ください。