前にも書きましたが、プログラムの開発に使っているソフトは、VS2010と言う古いソフトです。Microsoftのお約束として、5人以下のグループであれば、無料版を使えるようです。従って、誰でもと言う訳には行きませんが、悠々クラブのWebページの開発に参加して頂けるのであれば、お渡しできると思います。その前提で話を進めます。
最新のバージョンを試して見たい人には、「VS community」などで検索を掛けると良いでしょう。無償版のVisual Studio Community を手に入れる事が出来ます。ただし、この最新版をちゃんと使うには、これだけでは足りず、「SQL Server Express」などで検索を掛け、無料版のデータベースソフトと、「SSMS」などで検索して、無料版のSQL Server Management Studio をインストールする必要が有ります。更に、開発環境でプログラムを書いて、正常に動作したとしても、そのプログラムをサーバーに移しただけでは動作しません。例え同じパソコン内の話でもそうです。サーバーは、クライアントからの要求に従ってワーカープロセスと言う小さな単位でプログラムを実行しようとします。ワーカープロセスにそのプログラムの所有権を与える設定が必要になります。最新バージョンは、いろいろできるのですが、こうしたいろいろなめんどくさい設定がたくさん有り、正直使いづらいと言うのが、最新版です。参考書も無く、適切なアドバイスを聞くことも出来なければ、おそらくは、挫折する確率が高いでしょう。ちょっとしたお試しには良いとしても、サーバー上でちゃんと動作するプログラム開発には、ハードルの高さが気になります。
それに比べ、実に簡単なのがVS2010です。VS2010上でプログラムを書く。動作を確認する。良ければ、ホルダーごとコピーをする。IISにアプリケーション登録をする。それだけです。開発環境では、コンパイルもしません。コンパイルは、必要に応じて自動でIISが行ってくれます。所有権の設定も必要ありません。そうした面倒な細かな設定は、IISとVS2010側で、ちゃんと進めてくれます。プログラムを学びながら進めるには、とても良いツールだと思います。
それでは、VS2010のインストールを始めましょう。使うプログラムは、3つ有ります。「VS2010ExpressJPN.iso」これが本体です。「VS2010SP1dvd1.iso」これは、サービスパックです。「VS10SP1-KB2748141-x86.exe」こちらもサービスパックになります。まず、VS2010ExpressJPN.iso を右クリックしてマウントします。その中の「Setup.hta」をダブルクリックします。下図の様な画面が現れます。後は、案内に従って、インストールすれば良い訳です。インストールするプログラムは、3つが良いでしょう。VisualC++を除く3つです。以下は、インストールの画面です。順番に案内に従ってクリックすれば、インストールは終わります。
プログラムは、これで動作するのですが、より完全にするためにサービスパックを追加します。はじめは、「VS2010SP1dvd1.iso」をインストールして、次に「VS10SP1-KB2748141-x86.exe」をインストールします。